12人の優しい日本人 [DVD]
これ、ずーと見たかったんです。とにかく、笑いまくりました。
三谷幸喜脚本、監督中原俊、東京サンシャイン・ボーイズの舞台を映画化したものです。
元々舞台作品なので、ひとつのコマが長く、役者さんの気迫がつたわりやすくカンジました。
もし、陪審員制度があったら?という設定なのですが、
本当にあったら、こんな(笑)人選はないですけど・・・・。
15年前の作品なのですが、作品自体に古さはカンジませんが、
役者さんが(特に豊川悦司さんとか)若くてビックリです。
コーラス [DVD]
更正施設に訪れた教師が、音楽で荒んだ子供たちを導くというと、
よくある感動ストーリーのように思われますが、これは、ちょっとちがいます。
物語は、世界的な指揮者が、母の死で故郷に帰るところから始まります。
そこに訪れたひとりの男、彼はかつて同じ「池の底」という名の学校で過ごした仲間でした。
彼が携えた一冊の日記・・・それは指揮者にとって、恩師とも呼べるある教師の日記でした。
で、この先生が格好いいかといえば、全然ちがうんです。
いろんな事に失敗して、いやいや見つけた職が「池の底」の舎監。
校長は独裁者、同僚は校長のイエスマン、子供はワルガキばかり。
そして、彼は自分がなすべきことを見つけた・・・。
それは子供たちにコーラスを教えること・・・。
実在するサンタマルタ少年少女合唱団のソリストの少年の声は、
澄んでいて、心に染み渡ります・・・。
子供たちは、みな、肉親と一緒に過ごせないさまざまな理由があります。
そして辛い経験も・・・。
何もかも上手くはいかなかったけれど、
彼らは歌うことで自分を表現する喜びを得ることができました。
ありきたりなハッピーエンドでは終わらないけど、とても美しい物語だと思いました。
花山葵でルンルン♪ [雑記]
先日、八百屋で花山葵を見つけたので、早速しょうゆ漬けに・・・。
作り方は、いたって簡単なのですが、ご飯に、めちゃあいます。
・・・・・作り方・・・・・
①花山葵を洗う
②長さをそろえて切る(私は5センチくらいに切ります)
③熱湯でさっと茹でる
④ひたひたの醤油につけこむ
保存は冷蔵庫で、タッパーなどで密閉すると結構日持ちします。
解体したての生マグロもゲットできたので、それも漬けにして、
ご飯にのせ、その上に花山葵の醤油漬けを乗せていただきました。
やさしい辛さがいいんですw
ああ、春だなぁ~♪と 思ったのでした。
チャンス [DVD]
これ、ちょっと古いけど、とても好きな作品なんです。久々に、見返してみました。
原題は「BeingThere」になってます・・・。
「庭」の事しかわからない男(ピーターセラーズ)が、周りの勘違いで・・・・と言うお話なんですが、
コメディなんだけど、「笑い」だけで終わらない何かがあります。
「ホテルスプレンディッド」がシニカルの「動」ならば、「チャンス」はシニカルの「静」だと思われます。
ヨノナカの美しいもの、醜いもの、危ういもの、不動なもの・・・そして、際どいバランス。
ちょっとくるえば、容易に足元から崩れ落ちてしまうだろうという不安を予兆させます。
ラストに主人公が水の上を歩くように見えるシーンが、とても象徴的で深く印象に残りました。
猟人日記 [DVD]
ホテル・スプレンディッド [DVD]
THX1138 [DVD]
Aliさん絶対好きそうだから・・・・と言われてたのですが、
やっとこさ、観れました・・・・。
監督ジョージルーカス製作総指揮フランシス・コッポラ
それだけで、なんかワクワク・・・・・。
これって、1971年製作なのねん・・・。
近未来・・・完全に感情を制御された世界・・・・。
その世界にギモンを持ち、精神を安定させる薬を飲むのをやめた女性が、
ルームメイトの男性に恋心をいだき、彼の薬をすりかえる・・・・。
ルーカスは、この男性を新しいヒーローとして描いたと語ってましたが、
自分の置かれた世界にギモンをもち、ただ一人行動を起こす・・・。
そして、脱出・・・・。
多分、若い日のルーカスの「ヒーロー像」っていうのは、
自らの欲求を反映させているんだろうな?と思いました・・・。
そして、そう感じる私はきっと「若者」じゃないのねん・・orz
ブラス! [DVD]
なんとなーく、借りて観たのですが・・・。これ、めっちゃ「いい作品」だと、思いました。
実在したブラスバンドを元に描かれてますが、登場するひとりひとりが、ものすごく印象的です・・・・。
廃坑が目の前にせまり、苦しい選択を強いられる人々、悲しくて厳しい現実・・・・。
「音楽はいいもんだ」・・・・・自分の死を予兆しながらも、バンド存続とコンクール出場に固執する父。
そして、借金に追われ、「守るべき家族」と、「父の夢」に板ばさみにされる息子。
将来に何ひとつ夢なんかなかった・・・・。そこに、昔好きだった彼女がやってきた男。
自分の力で廃坑を食い止められると思ってた女。
みな「ガケップチ」なのに、お互いを思いやる心が、重くて、悲しくて・・・・溜息。